柿の木

当院の近くには古くからのお家がたくさんあります。
立派な木が植わっているお住まいも多く、館腰駅に向かう道すがら、見上げることばかりです。

今日は3件となりにある柿の木のお話です。

秋には丸々と熟した大きな柿の実で一面がオレンジ色に光っており、天気のいい日には脚立をかけたりして収穫していました。ひもに通して干し柿が何十本もつくられて、お家の軒先に吊るされているのが見えました。

実がそれなりに残されていたのでなんでかなあ、お家の方が腰でも痛めて干し柿づくりが滞ったのかなあと勝手に心配していました。

今日になって、理由がようやくわかりました。冬に食べるものがなくなる鳥のために、取ってあげていたのですね。うまそうに柿をつつく鳥を見て、ほっこりした朝でした。

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